演技に興味があるけど、
「どうやって練習したらいいの?」
「自分に才能なんてあるのかな…?」
と迷っていませんか?
安心してください。
俳優を目指す多くの人が、最初に感じる壁です。
実は、演技が上手くなるために必要なのは、“センス”よりも“練習の仕方”なんです。
この記事では、僕自身の経験や指導してきた中で「これは効いた」と思えた初心者向けの練習を、7つにしぼって紹介します。
自分にできることから一歩ずつ取り組んでいけば、必ず「伝わる演技」ができるようになりますよ。
演技が上手くなるには?初心者がやるべきこと

演技が上手くなるには何から始めるべき?
まず最初にやるべきことは、「自分の声と身体に意識を向けること」です。
演技って、特別なテクニックよりも、“自分を使うこと”がベースになります。
たとえば、発声や姿勢のトレーニングを通して「声の出し方」「体の動かし方」に慣れていく。
そこから感情表現やセリフの乗せ方に広げていくのが自然です。
演技=人の感情を伝える手段。
だから、「自分が何を感じてるか」「どうすれば伝わるか」を日々意識することが、上達への近道になります。
演技の恥ずかしさをどう乗り越える?
これは全員が通る道です。
むしろ、恥ずかしいと感じている時点で感受性がある証拠。
いい役者になれる素質があります!
コツは「評価されない場」を持つこと。
たとえば、部屋で一人でやってみる、信頼できる人とだけ練習する、動画を撮って見るだけにする──など。
そして大切なのは、「恥ずかしさ=ダメなこと」じゃないと知ること。
恥をかいた経験ほど、演技の幅になります。
初心者におすすめの演技練習アプリってある?
最近はとても便利なアプリがあります。
- SAY-U
アニメーションを用いたアフレコ練習に特化したアプリケーションです。
楽しみながら朗読スキルを磨くことができます。 - 俺のアフレコ
「俺のアフレコ」は、動画に自分の好きな音声を追加できる汎用的な音声・動画編集アプリケーションです 。 - 声優滑舌アプリ
「声優滑舌アプリ」は、滑舌トレーニングに特化したアプリケーションです 。
Googleの音声認識機能を利用して、出題された課題を読み上げることで、簡単に自分の滑舌をチェックすることができます 。 - 声優養成テキスト
「声優養成テキスト」シリーズは、IAM(インターナショナル・メディア学院)が提供する、声優の基礎技能を習得するための学習リソースアプリケーションです 。
アクセント、発声・発音、演技入門、朗読、アフレコなど、様々なテーマに特化したアプリケーションが提供されており、プロの声優を育成する養成所で実際に使用されているテキストに基づいて作成されています 。
上記は、ごく一部です。
他にもいろんな種類があるので、自分が使いやすいものを利用しましょう。
アプリは道具でしかありませんが、使い方次第で“あなたの成長を支えてくれるパートナー”になります。
演技が上手くなるには?具体的な練習7選

1. 自分の声と向き合う|声優も実践する発声トレーニング
まずは基本の「呼吸法」と「腹式発声」から始めましょう。
- 声が小さいと、それだけで“演技が届かない”印象になります。
- 滑舌が悪いと、どれだけ感情を込めても伝わりません。
毎日5分でもいいので、「あえいうえおあお」の発声や、朗読を声に出す練習を続けると変化が出ます。
継続は力なりです!
2. 表情と感情をリンクさせる|演技上手い人の共通点
表情は演技の“顔”。
感情とちゃんとつながっているかが大事です。
- 鏡を見ながら「喜怒哀楽」の表情を作る
- 感情に合わせて「目」「眉」「口元」がどう動くか観察する
この地道な練習が、“嘘っぽい演技”を卒業する第一歩になります。
3. 台本の読み方と気持ちの込め方|初心者でもできる台本練習法
「セリフを読む」ではなく「セリフに生きる」感覚を養います。
- まずはセリフの前後の状況を“想像”する
- 次に、「なぜこの言葉を言うのか」を考える
- 最後に、自分だったらどう言うか?を試す
このプロセスを踏むことで、セリフが「自分の言葉」になります。
4. 日常を演技のヒントにする|小学生や中学生にもできる観察法
街で見かける人の歩き方、話し方、感情の出し方──それ全部が“教材”です。
- コンビニの店員さんの笑顔
- 電車で隣の人の落ち着かない手
- カフェでの友達同士の会話
こうした観察をメモする習慣を持つだけで、「人の動き」を自然に取り込めるようになります。
5. 自主練習に使えるアプリ|演技練習アプリの活用ポイント
前述したアプリを活用しつつ、効果的に使うには「目的を決めて練習する」ことが大切です。
たとえば、
- 今日は声を大きく出す日
- 明日は“怒り”の感情だけで演じてみる
というように、テーマを決めて取り組むと、単なる“遊び”で終わらず、着実にスキルアップできます。
6. 動画を撮って見返す|演技が上手い人と下手な人の違いを知る方法
スマホでも十分です。
とにかく、「客観視」が上達の最大の鍵!
- 表情が不自然じゃないか?
- 声に感情が乗ってるか?
- セリフが“セリフ”に聞こえてないか?
見返して「うわ…自分ってこうなんだ」と知ること、それが成長のスタートラインです。
7. 恥ずかしさを武器にする|自信のつけ方と心の持ち方
「恥ずかしい」=「感情が動いてる証拠」です。
俳優にとって、これは宝物。
「恥ずかしい」だけではなく、今までただ無意識で感じていた自分の「感情」に意識するといろんな発見があります。
「今すごく悲しい…、あれ?悲しすぎると、涙が出なくなることがあるんだ…」とか、「あれ?緊張すると体が痺れたり、震えたりするんだ…」と自分の感情を味わってみましょう。
そうした発見が全て、今後の演技のヒントをくれますよ。
- 恥ずかしさを感じるポイントをあえてやってみる
- 見せたくない自分を“あえて出して”みる
- その繰り返しが“演技の幅”になります
そして、「上手い」より「届く」が大事。
あなたの“等身大”こそが、観客の心を打つ演技になります。
演技が上手くなるには?まとめと次に進むヒント

演技が上手くなるにはコツを知って練習を続けることが大事
「がむしゃら」ではなく、「目的を持った練習」が結果につながります。
そして、演技は“習うより慣れろ”です。
失敗を恐れず、どんどん試してみてください。
今の自分に合った練習から始めてステップアップしよう
まずは「声を出す」「台本を読む」「動画を撮る」など、できそうなことをひとつだけ始めましょう。
少しずつ「できる」が増えていくことで、演技が“楽しい”に変わっていきます。
あなたの演技が誰かの心を動かす日が必ず来る!
演技は技術だけじゃありません。
あなた自身の“想い”や“人生”が、誰かに届く力を持っています。
あなたが今、どんなに不安でも、あきらめなければ、必ず変われます。
その一歩を、今日ここから一緒に踏み出しましょう🎭✨