劇団四季の舞台に立ちたいと思ってる。
でも未経験だし、年齢のことも気になるし、何から手をつけたらいいのかわからなくて、気づいたら時間だけが過ぎてる。
もしもそんな気持ちになってるなら、まずは現実的なところを一緒に見ていきましょう。
夢を追うには、ちゃんとした道のりと覚悟が要りますからね。
劇団四季に入るには、まず全体の流れを知る
劇団四季に入るって、実際どんな道のりなんでしょう。
ぼんやりしたイメージはあっても、具体的に何をすればいいかって、意外と知られてないんですよね。
劇団四季に入るまでの基本ステップ

劇団四季に入るには、「研究生オーディション」を受けて合格するのが基本です。
これが一番の王道ルート。
大まかな流れはこんな感じになってます。
劇団四季に入るまでの道のり:
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. 書類選考 | オーディションに応募(動画・写真提出) |
| 2. 予選 | 実技審査(歌・ダンス・演技) |
| 3. 本選 | 実技審査+面接 |
| 4. 研究生期間 | 合格したら1年間レッスン |
| 5. 最終試験 | 1年後の試験に合格すれば正式に劇団員 |
つまり、オーディションに受かってもすぐに劇団員になれるわけじゃないんです。
まずは研究生として1年間、劇団四季のやり方をしっかり学ぶ期間があります。
この1年間をどう過ごすかで、その先が見えてくるって感じですね。
オーディションから研究生になるまでの道のり
じゃあ、そのオーディションって何をするのか。
どんな準備が要るのか。
まず応募の段階で、いくつか提出するものがあります:
応募に必要なもの
- プロフィール写真3種類(顔のアップ、上半身、全身)
- 舞台歴や受賞歴、今までのレッスン歴
- 自分の声域
- 審査用の動画(歌唱・台詞・ダンス)
この審査用の動画が結構大事で、コースによって必須の動画が違うんです。
たとえばヴォーカルコースなら歌唱と台詞は必須だけど、ダンスは任意。
ジャズダンスコースならダンスが必須で、歌唱と台詞は任意になってます。
受けるコースは全部で5つ:
- ヴォーカルクラシック
- ヴォーカルポピュラー
- ジャズダンス
- クラシックバレエ
- 演技
自分の得意な分野を1つ選んで受験します。
ただ、どのコースで受けても、研究生になったら歌もダンスも演技も全部一通りはやるので、そこは覚悟しておいた方がいいですね。
書類選考を通ったら、予選と本選の実技審査があって、本選に進んだ人の中から面接対象者が選ばれます。
で、最終的に合格が決まると、翌年4月から研究生としてのスタートになります。
劇団四季に入るには年齢や経験はどこまで関係あるのか

ここが一番気になるところじゃないでしょうか。
年齢制限ってあるの?
未経験でも本当に大丈夫なの?
未経験でも劇団四季に入ることは可能か
結論から言うと、応募資格には「経験不問」って書いてあります。
つまり、未経験でも応募はできるんです。
でも正直に言いますね。
未経験で合格するのは、かなり厳しいです。
というのも、オーディションでは歌・ダンス・演技の全部を審査されます。
得意なコースで受験はできるけど、研究生になったら全部やるわけで、どれか1つだけできればいいって話じゃないんですよ。
実際、劇団四季の公式Q&Aにもこう書いてあります。
「研究生オーディションでは、歌、ダンス、演技すべての審査を行います」って。
じゃあ未経験者は絶対無理かっていうと、そうでもない。
素質があって、短期間でも集中的にレッスンを積んで、オーディションまでに基礎を固めておけば、可能性はゼロじゃないです。
ただ、「憧れだけで何もやってない。やったこともない。」状態だと、正直厳しい。
応募動画を撮る時点で、ある程度は見せられるものがないと、書類選考すら通らないですから。
子供のうちから劇団四季を目指す場合に知っておきたいこと
「子供の頃から準備した方がいいんじゃないか」って考える人もいますよね。
たしかに、バレエやダンス、歌のレッスンは早く始めた方が有利な面はあります。
特にクラシックバレエは、体の使い方や柔軟性を身につけるのに時間がかかるので、子供の頃から習っておくとかなり違います。
でも、劇団四季の研究生オーディションには年齢制限があって、「2026年4月1日時点で18〜25歳」って決まってるんです。
(※2025年研究所生徒オーディションの場合)
つまり、18歳未満は受けられない。
高校生のうちはまだ早いってことです。
ただ、劇団四季では作品ごとに子役の出演者オーディションが開催されることがあります。
たとえば2025年でいえば「『アナと雪の女王』東京公演 子役オーディション」のように、特定の作品で子役が必要な場合は、一般公募されるんです。
研究生としての道は18歳からですけど、子役として舞台に立つチャンスもあるにはあるって感じです。
かなり狭き門にはなりますけど。
じゃあ子供の頃は何をすればいいかっていうと、やっぱり来るべき日のために基礎をしっかり積むこと。
ダンスでも歌でも演技でも、自分が好きなものを見つけて、楽しみながら続けることが大事です。
「劇団四季に入るため」だけに子供時代を捧げるんじゃなくて、表現することの楽しさを知る。
その過程で技術も身につく。
そういう感じでいいと思います。
大学進学と劇団四季を目指す道の考え方
高校卒業後、大学に行くか、それとも別の道を選ぶか。
これも悩むところですよね。
劇団四季の研究生は、月曜から土曜まで毎日レッスンがあります。
公式にも「全日制の学業や仕事(アルバイトを含む)との両立はできません」ってはっきり書いてあるんです。
つまり、研究生になったら他のことは基本的にできない。
生活費をどうするかも含めて、覚悟が要ります。
大学に通いながら劇団四季を目指すなら、大学在学中にしっかりレッスンを積んで、卒業してからオーディションを受けるのが現実的です。
25歳までに受ければいいので、大学卒業後でも十分間に合います。
逆に、「今すぐにでも劇団四季を目指したい」って気持ちが強いなら、高校卒業後すぐに養成所やスクールでみっちり学んで、18歳か19歳でオーディションに挑むのもあり。
どっちが正解ってことはないです。
自分の人生設計と、どれくらい本気かっていうバランスで決めるしかない。
劇団四季に入る人はどんな準備をしているのか

じゃあ実際、劇団四季に入ってる人たちって、どんな準備をしてきたんでしょう。
何を見られて、何が求められてるのか。
劇団四季オーディションで見られているポイント
オーディションで審査されるのは、技術だけじゃないです。
もちろん歌やダンス、演技の技術は大前提としてあります。
でも、それ以上に見られてるのが「劇団四季のやり方に馴染めるか」ってところ。
劇団四季には独自のメソッドがあって、呼吸法とか発声法とか、かなり独特なんですよ。
今まで別のやり方で学んできた人は、それを一度リセットして、劇団四季のやり方を受け入れる柔軟性が要る。
公式にも「劇団四季の理念に共感し、意欲あふれ、ひたむきに努力できる方を歓迎します」って書いてあります。
つまり、技術があっても、その姿勢がないと厳しいってことです。

オーディションで重視されるポイント
- 歌・ダンス・演技の技術レベル
- 劇団四季のメソッドを受け入れる柔軟性
- 課題への取り組み方(暗唱するくらいやりこんでいるか)
- 理念への共感と努力する姿勢
- 動画の質(本人の識別ができる、丁寧に撮影されている)
あと、課題曲や課題台詞は「暗唱するくらいやりこんでほしい」って明言されてます。
中途半端な準備じゃ通用しないんですよね。
審査動画を撮る時点で、どれだけ本気で向き合ってるかが伝わります。
遠くから撮った発表会の映像とか、画質が粗い動画とか、そういうのは審査対象外になってしまうので、準備の段階から丁寧にやることが大事です。
劇団四季の研究生として求められる姿勢
オーディションに受かったら、研究生としての1年間が始まります。
この1年間、どんな生活になるのか。
研究生のスケジュールはこんな感じ。
研究生の1日のスケジュール
| 時間帯 | レッスン内容 |
|---|---|
| 10:00〜 | バレエ |
| 11:45〜 | 呼吸法 |
| 13:30〜 | ジャズダンス・タップダンス等 |
| 午後 | 各演目の稽古、個人レッスン(台詞、歌唱) |
月曜から土曜まで、毎日これです。
日曜だけが休み。
レッスン料は無料。
これはありがたいですよね。
でも、生活費は自分で何とかしないといけない。
研究生の間は出演してないから、基本的に収入はゼロです。
じゃあどうやって生活するのかっていうと、親の援助を受けるか、事前に貯金しておくか。
アルバイトは時間的に厳しいので、現実的には難しいです。
この1年間、レッスンにどれだけ真剣に取り組めるか。
どれだけ成長できるか。
それが全部見られてて、翌年3月の最終試験で判断されます。
最終試験に合格すれば、正式に劇団員になれる。
でも、この試験に落ちたら、そこで終わりです。
1年間頑張っても、劇団員にはなれない。
そういう厳しさがあります。
研究生の生活と現実的な覚悟
研究生の1年間を乗り切るには、お金の問題も含めて、かなりの覚悟が要ります。
研究生期間に必要な費用の目安
| 項目 | 月額 | 年間 |
|---|---|---|
| 家賃 | 5〜8万円 | 60〜96万円 |
| 食費 | 3万円 | 36万円 |
| 光熱費 | 1万円 | 12万円 |
| 交通費 | 1万円 | 12万円 |
| 合計 | 10〜13万円 | 120〜156万円 |
まず生活費。
家賃、食費、光熱費、交通費。
これ全部、自分で何とかしないといけない。
東京や横浜で一人暮らしするなら、月10万円以上はかかるでしょう。
1年間で120万円以上。
これを貯金で賄うのか、親に頼るのか。
現実的に考えておかないと、途中で続けられなくなってしまいます。
それから、研究生になったからといって、すぐ舞台に立てるわけじゃない。
公式にも「レッスンをしながら徐々に各演目の稽古に入っていただきますが、そこからは皆さんの努力によると思います」と書いてあります。
つまり、研究生の間は基本的に出演しない。
レッスンと稽古だけ。
出演できるのは、正式に劇団員になってから。
しかも、劇団員になったからってすぐ主役をやれるわけじゃなくて、アンサンブルから始まって、少しずつ役をもらえるようになっていく。
「劇団四季に入れば華やかな舞台に立てる」というイメージだけで飛び込むと、現実とのギャップにやられます。
地道な努力を続けられる覚悟があるかどうか。
そこが分かれ目です。
劇団四季に入るにはスクールをどう選ぶか

オーディションを受ける前に、ちゃんと準備はしておきたいところです。
じゃあどこで学べばいいのか。
選択肢はいくつかあります。
東京で学べるスクールの傾向と選び方
劇団四季を目指すために学べる場所は、大きく分けるとこんな感じです。
学べる場所の選択肢
- ミュージカル養成所
- 演劇系の養成所
- ダンススタジオ(ジャズダンス、バレエなど)
- ボイトレスクール(ミュージカル・舞台専門コースがあるところ)
- 総合的な芸能スクール
それぞれメリット・デメリットがあるので、自分に合うものを選ぶことが大事です。
養成所は、カリキュラムがしっかりしていて、歌もダンスも演技も総合的に学べます。
ただ、入所金が数十万円かかったり、1年間のプログラムが決まってたりするので、途中でやめにくい面もあります。
ダンススタジオやバレエ教室は、体の使い方や基礎をしっかり学べます。
月謝制やチケット制のところが多いので、通いやすいですね。
ただ、ダンスだけなので、歌や演技は別で学ぶ必要があります。
ボイトレスクールでミュージカルコースや舞台コースがあるところは、歌と演技を同時に学べるのが便利です。
入所金がかからない、または少額で済むところが多くて、月謝制で通えます。
合わないと思ったらやめやすいので、「まず試してみたい」って人には始めやすい選択肢です。
大事なのは、自分が何を優先するかです。
しっかりしたカリキュラムで学びたいなら養成所。ダンスを重点的にやりたいならダンススタジオ。歌と演技を並行して学びたくて、なおかつ気軽に始めたいならボイトレスクール。
どれが正解ってことはないです。自分の状況と目的に合わせて選んでください。
体験レッスンがあるところなら、必ず行ってみること。雰囲気を確かめて、講師との相性を見て、自分がそこで成長できそうか感じてみる。それが一番確実です。
ミュージカル俳優を目指す人向けのおすすめボイトレスクールは以下の記事でまとめているので、参考にしてみてください。
大阪で学べるスクールの傾向と選び方
大阪も、選択肢の種類は東京と同じです。
養成所、ダンススタジオ、ボイトレスクール。
自分に合うものを選ぶ基準も同じ。
ただ、大阪から劇団四季を目指す場合は、オーディション会場が横浜だってことを頭に入れておいてください。
予選も本選も、劇団四季の四季芸術センターで行われます。
(※この記事は2025年研究所生徒オーディションの条件に基づいての情報になります)
交通費と宿泊費がかかるので、その分も計算に入れておく必要があります。
スクールのレッスン代だけじゃなくて、オーディションを受けるお金も貯めておかないといけない。
それから、合格して研究生になったら横浜に引っ越すことになります。
引っ越し費用、敷金礼金、家具家電。
これも結構かかる。
だからこそ、最初は無理のない範囲で始めるのが賢いです。
高額な入所金を払う前に、本当に自分が劇団四季を目指したいのか、続けられそうなのか、確かめながら進む。
スクール選びも、お金のことも含めて、現実的に考えておく。
それが、後悔しない選択につながります。
劇団四季に入るには何を理解した上で動くべきか(まとめ)

最後に、大事なことをまとめておきますね。
劇団四季に入るには覚悟と準備をどう整えるか
劇団四季に入るのは、簡単じゃないです。
でも、不可能でもない。
大事なのは、現実を知った上で、ちゃんと準備することです。
劇団四季を目指すために必要なこと
- 年齢制限を確認する(18〜25歳)
- 歌・ダンス・演技の基礎を身につける
- 自分の得意分野を伸ばしつつ、苦手分野も克服する
- オーディションの課題に対応できる実力をつける
- 研究生期間の生活費を確保する(最低でも120万円以上)
- 劇団四季のメソッドを受け入れる柔軟性を持つ
- 1年間、他のことを諦めて集中できる覚悟を決める
憧れだけで飛び込むと、途中で挫折します。
でも、ちゃんと準備して、覚悟を決めて臨めば、道は開けます。
僕自身、30年近く俳優として生きてきて、いろんな人を見てきました。
成功する人は、才能だけじゃなくて、準備と覚悟がしっかりしてます。
劇団四季を目指すなら、まずは自分が本当にそこに立ちたいのか、何のために立ちたいのかを考えてみてください。
その答えが出たら、そこから具体的に動き始めます。
今日からできることは、たくさんあります。
スクールを調べる、体験レッスンに行く、貯金を始める、親と相談する。
小さな一歩でいいから、踏み出してみてください。
夢を夢のままで終わらせたくないなら、行動するしかないですから。
応援してます。




