俳優って華やかなイメージがあるけど、実際はどんな道のりをたどるものなのか気になる人も多いですよね。
未経験の状態からプロの俳優になるには、どんな手順で進んでいけばいいか、具体的に考えてみましょう。
今回は、年齢別のスタート方法や、オーディションの受け方、芸能事務所に入るコツなど、ちょっとした裏話も交えながらお話ししていきます。
まだ演技経験ゼロでも大丈夫です。
目標を明確にして、最適な道を見つけるためのヒントをお届けします。
俳優になるには?未経験から始める基本の流れ

俳優とはどんな仕事?求められるスキルと資質
俳優はテレビドラマや映画、舞台などで物語の登場人物を演じる仕事です。
見た目や声なども大事ですが、それ以上に観客を物語の世界に引き込む表現力が求められます。
セリフを覚えるだけじゃなく、役柄の気持ちを理解して、自分の中に落とし込む必要があるんです。
- 表現力
喜怒哀楽を全身で表す力 - コミュニケーション力
監督や共演者とのやりとりを円滑にする - 自己管理
体調や体型、メンタルを良い状態でキープする
必要な資質としては、人前に立っても緊張に負けないメンタルや、本番に合わせて集中力を高められる能力があげられます。
でも人見知りでも活躍している俳優さんはたくさんいます。
要は、役の感情をしっかり表現できればOKです。
俳優になるための5つの主なルート【独学・養成所・芸能事務所・劇団・専門学校】
1.独学で始める
まずは独学で演技の勉強をする方法です。
YouTubeのレッスン動画を見たり、演技に関する本を読んだりできます。
映画や実際の舞台をたくさん観るのも勉強になります。
ただ、やはり実践の場がないと成長しづらい面もあるので、ワークショップや小さな舞台公演、一般公募しているオーディションなどに積極的に参加しましょう。
2.養成所に通う
俳優養成所は、プロの講師から演技指導や基礎的なレッスンを受けられます。
養成所独自のオーディション情報が手に入ることもあって、デビューのチャンスが増えるのが利点です。
ただ、スクールによって費用やカリキュラムが大きく異なるので、しっかり調べて選ぶのがおすすめです。
3.芸能事務所に入る
芸能事務所に所属すると、仕事のオーディション情報を提供してもらえたり、マネージャーがスケジュール管理をしてくれたりします。
ただし事務所に入るためには書類選考やオーディションなどをクリアしなければならず、狭き門になる場合もあります。
4.劇団に所属する
舞台公演に参加して演技力を磨きながら、経験を積むパターンです。
劇団は小さな団体から有名劇団までいろいろあります。
小さな劇団から直接デビューというのはほとんどない話です。
舞台経験が豊富になると、映像の世界でも強みになることがあります。
5.専門学校へ進む
高校を卒業後に演劇系の専門学校へ行くケースです。
年間を通して演技や舞台裏の知識を幅広く学べるので、俳優としてのベースを作りやすいです。
ただし本気で授業に打ち込まないと、学費ばかりかかって身にならないリスクもあるので注意しましょう。
俳優として活動するために必要なもの(プロフィール・レッスン・経験)
- プロフィール
顔写真と経歴が大切です。演技経験が浅くても、特技やアピールポイントを明確に書きましょう。
写真はプロのカメラマンにお願いすると印象が違います。 - レッスン
発声や滑舌の練習、感情表現のトレーニングなどは日々の積み重ねが重要です。 - 経験
自主映画や小さな舞台でも経験を積むことで、演じることに慣れてきます。
実際の現場経験は大きな財産になります。
養成所に入ったり、劇団に入るなど、始め方によってはプロフィールは必要ない場合もあります。
俳優になるには年齢は関係ある?年齢別の最適なステップ

小学生・中学生から俳優を目指すには?子役からのスタート方法
子役としてスタートする場合は、芸能事務所の子役部門や劇団の子供クラスに所属するのが定番ルートです。
テアトルアカデミーなどが有名ですね。
オーディション情報も集まりやすく、学校が終わった後や週末にレッスンを受けていくパターンが多いです。
演技の仕事に触れる機会が早ければ早いほど、現場慣れもしやすいです。
周りの大人にサポートしてもらいながら進んでいきましょう。
高校生・大学生が俳優を目指すなら?学業との両立と準備
学業と両立するなら、放課後や週末に通える演技スクールや部活動、劇団のワークショップが狙い目です。
高校演劇部に入るのもいい手です。
演劇部で基礎を学びつつ、外部のオーディションに挑戦する人もいます。
ただ、最短で叶えたいなら、やはり芸能スクールや養成所が最適でしょう。
大学生ならサークルや劇団活動を通じて演技力を伸ばすのもおすすめです。
社会人から俳優を目指すことは可能?未経験からのチャレンジ方法
社会人から俳優を目指す人も意外と多いです。
仕事をしながら夜間や週末にレッスンを受けて、オーディションに挑戦するケースもあります。
僕自身も俳優養成所からスタートしましたが、同期のメンバーはほとんどが社会人で年齢もバラバラでした。
なので、社会人でも全く問題はないですし、むしろ、社会人?としての経験がの役作りに活かされることもあります。
ただ、アイドル路線を狙いたいとか、そういうことなら年齢は多少関係してきます。
経済的な安定があるうちに演技の勉強を始め、少しずつシフトしていく方法も珍しくありません。
俳優になるための具体的な方法と最短ルート

俳優養成所・芸能スクールとは?メリット・デメリットと選び方
- メリット
プロの講師が指導してくれるので、演技の基礎がしっかり身につきます。
同じ夢を持つ仲間ができることで刺激し合えたり、オーディション情報を得やすかったりするのもメリットです。 - デメリット
費用がかかることや、スクールによっては演技以外の分野に力を入れている場合もあります。
自分が本当に学びたいスキルを身につけられるか事前に確認が必要です。
スクールを選ぶときは「講師陣の経歴」や「卒業生の実績」、さらには「自分が興味を持てるカリキュラムかどうか」をチェックしてみましょう。
オーディションに合格するには?準備・応募方法・選ばれるコツ
オーディションは「書類審査 → 実技審査」の流れが多いです。
書類審査ではプロフィール写真が命なので、清潔感があって自然な表情の写真を準備しましょう。
実技審査では、自分らしさをアピールするのが大切です。
完璧にこなそうと気負うと空回りしやすいので、自然体で役に入ることを意識しましょう。
- 書類審査のコツ
写真と経歴・特技をしっかり書く
プロフィールを見てくれt人に、どんな印象を持ってもらいたいのかを考えておくと、アピールポイントが明確になります。 - 実技審査のコツ
短いセリフの課題でも、自分なりの解釈を入れる
演技は上手くなくても良いので、集中することが大事です。
照れながらの演技は、見ている側が恥ずかしいです。
芸能事務所に所属する方法!所属の流れと求められるポイント
芸能事務所は常に新しい才能を探しています。
応募要項がウェブサイトに載っている事務所もあるので、そこから書類を送ったり、直接応募したりできます。
所属後は、事務所の方針に従いながらオーディションに参加したり、レッスンを受けたりして少しずつデビューを目指します。
事務所によっては登録料やレッスン代がかかることもあるので、契約内容をよく確認しましょう。
事務所ごとに得意分野(映画、舞台、ドラマなど)があるので、自分がやりたい方向性と合っているかチェックすること。
俳優の演技力を磨くには?トレーニング法とおすすめレッスン
- 発声練習
腹式呼吸や滑舌トレーニングを続けることで声が安定します。 - 感情表現の練習
鏡の前で笑顔・怒り・悲しみなど表情を変えてみると、自分の表情癖がわかるようになります。 - 台本読み
とにかく台本に触れて、役の気持ちをイメージすることに慣れましょう。 - 映画鑑賞&舞台観劇
とにかく実際に活躍している俳優の演技をたくさん観て学びましょう。
演技力はスポーツと同じで、日々のトレーニングがものを言います。
そして、何よりイメージが大事です。
スポーツでも何でも、「イメージできない事は形にできない」とよく言われます。
たくさんの演技を観て、まずは頭の中でイメージだけはできるようになりましょう。
一気に上手くなる裏技はないですが、コツコツ継続していくと着実に力がついてきます。
成功者の実例!未経験からプロになった俳優たちの軌跡

独学でチャンスを掴んだ俳優の実例
テレビや映画のオーディションを片っ端から受けて、自主練習を繰り返していた方が、インディーズ映画で注目されてメジャー作品へと進出したケースがあります。
僕の友人の話ですが、ある有名劇団のオーディションを受け続けて、数年後にようやくチャンスをものにしたという実例もあります。
独学でも「根気」と「行動力」が大事です。
表現力を磨くために、地元の劇団ワークショップにだけは参加していたそうです。
養成所からデビューした俳優の実例
大手養成所に通いながら、講師のつながりでドラマのオーディション情報をゲットして、デビューしたパターンもあります。
養成所に入ると周りにプロの情報が集まるので、未経験でも抜け道が見つかる場合があります。
また、映画監督を目指している友人などにも巡り会う機会が増えるので、そうした自主映画作品に出演する機会なども増えます。
オーディションで勝ち抜いた俳優の成功例
とあるオーディションで、何回落ちても諦めずに受け続けた方がいます。
10回以上落ちた後にようやく別の大手オーディションで最終審査まで進み、その後ドラマに出演。
最初はセリフ数が少ない役でしたが、演技力を認められてレギュラーキャストに抜擢されました。
オーディションは一発勝負だけど、続けていく人にチャンスが巡ってくることがあるんです。
社会人から俳優へ転身したケース
30代で会社員から俳優に転身した方も実際にいます。
夜間の演技スクールに通いながら、土日にオーディションを受けて、小さい劇場の舞台からキャリアをスタート。
後に映像作品にも出演が決まり、事務所からスカウトされてプロとして活動できるようになったそうです。
社会人の経験を活かした役に抜擢されることもあるので、遅すぎることはありません。
【まとめ】俳優になるには?未経験から夢を叶えるために大切なこと

俳優への道は一見遠そうに見えますが、年齢や経歴に関係なくチャレンジできます。
独学でも学校でも、スタートの方法はいろいろあります。
共通しているのは「演技への情熱」と「地道な努力」を欠かさないことです。
どんな小さな役でも、自分をアピールできるチャンスとして大切に取り組みましょう。
未経験からでも始められる今だからこそ、一歩踏み出してみる価値は十分にあります。
自分に合ったルートを探して、夢の舞台を目指してくださいね。