オーディションに落ち続けるって、本当に心が削られますよね。
僕自身も数え切れないくらい落ちて、そのたびに「才能ないのかな」と本気で凹んでました。
でもね、何度も何度も受けてるうちに気づいたことがあります。
オーディションは、うまい下手を競う場所じゃないんですよ。
俳優としての「優劣」を競う場でもない。
その時その時に求められている「役柄のイメージにあった人や作品に必要とされる人物」を探す場所なんです。
この感覚が分かると、見える景色が変わってきます。
オーディションに受かる人が共通して持っている強み

受かる人にはちゃんと共通点があって、それは「演技がうまい」とか「美男美女」とかそういう単純な話じゃないんです。
まず大前提として知っておいてほしいことがあります。
オーディションは「一番演技がうまい人」が選ばれる場所ではありません。
先ほども言ったように、その作品、その役柄に合う人を探す場です。
たとえば、優しくて頼りない兄役を探してるのに、どれだけ迫力満点の演技しても、方向性が違えば「いや、そうじゃないんだよね」と、なるわけです。
逆に、演技経験が浅くても、その役の雰囲気にピタッとはまれば選ばれたりします。
極端な話、見た目だけで決まってしまう場合だってあります。
過去に僕自身が受けた映画のオーディションでの話。
大規模なオーディションで、一つの役に対して数十人が受けたんですけど、最初の選考が笑ってしまうくらいあっさりしてたんですよ。
10人ずつ呼ばれて横一列に座って、一人ずつ立って名前を言う。
・・・それだけ。
ほんとにそれだけで終わり。笑
それで控室に戻って待っていたら、スタッフさんが来て「今から名前を呼ぶ人だけ残ってもらって、あとはこの時点で終了となるのでお帰りいただいて大丈夫です」と言われました。
僕、呼ばれませんでした。笑
そのまま帰った苦い思い出です。
で、その時現場にいた知り合いのスタッフさんに後で聞いたら「立つ動作とか喋り方、声の雰囲気が役に合うかどうかでまず選考しました」と言われたんです。
極端な話、そんなもんなんです、オーディションって。
だからオーディションに落ちたからといって、あなたの俳優としての実力がないとか、そういう話じゃないんです。
人格否定されたわけじゃない。
ただ単に、その時求められていたイメージと合わなかっただけ。
この認識だけで、だいぶ気持ちが楽になります。
つまり、受かる人の強みは何かというと、その時求められていた要素を持っていた。
もしくは、突き抜けるほどの魅力や、強烈に個性が強くて「この人面白い」と思わせた。
どっちかなんですよね。
審査員の印象に残る魅力的な顔つきと表情の作り方
印象に残る顔つきって、別にイケメンとか美人とか、整った顔という意味ではありません。
審査員の記憶に残る人って、こういう特徴があります。
- 目に力がある
- 話をちゃんと聞いている
- 表情が固まっていない
これだけです。
緊張すると、表情が固まりますよね。
で、表情が強張っていては表現力を失います。
これは実際の現場でも同じです。
「表情が固い」「演技が硬い」と言われてしまいます。
俳優って「見られる仕事」でもあるけど、「魅せる仕事」でもあるんですよね。
観客や視聴者を自分の世界に引き込む力がないとダメなわけです。
緊張でガチガチになって表情が固まってしまうようでは、そりゃうまく魅力を表現できるわけがないですよね。
オーディションも同じ。
「見られる場」でもあるけど「魅せる場」でもあるという意識を持っておくことが大事です。
そういう意識と覚悟を持ってる人の顔つきって、やっぱ違うんですよ。
伝わるんです。
過去に講師をやってた時に生徒によく言ってたんですけど、
- 会場に入る前に深呼吸を3回
- 椅子に座る前に軽く肩を回す
- 相手の目を見る時間をほんの少し長くする
これやるだけで、ちょっと肩の力が抜けて集中できるんですよね。
「また会いたい」と思われる人は、技術がすごいっていうより、そういう空気感を持ってる人が多いです。
リラックスしてるのに、なんか力強い感じ。
書類審査を突破するために欠かせない写真とプロフィールのコツ
書類は、演技より前の勝負です。
第一印象がここで決まります。
よくある失敗は、求められている役や作品の雰囲気と全然違う写真を送ってしまうこと。
もちろん役柄や作品を先に聞かされていない場合もあります。
そんな時は「自分らしさ」が出てる写真を選ぶ。
別人みたいに盛りまくった写真は、現場で会った時に「あれ?」ってなるので。
💡 写真選びで大事なポイント
- 今の自分らしさが出ている
- 役のイメージに近い服装や雰囲気
- 清潔感がある
プロフィールも同じです。
長所は「負けず嫌いです」だけでは正直弱い。
たとえば、
- 毎朝6時に走ってます
- 1日1本は映画を観てます
こういう風に具体的に書くと、行動が見えます。
さらにそこに「なんでやってるか」理由まで書くと、想いまで伝わるんですよね。
オーディションは役柄に合う人を探す場ではあるんですけど、審査員も人間です。
やっぱり「この人と一緒に仕事したいな」って思える人を選びます。
写真とプロフィールは、あなたがどんな人なのか知ってもらう最初のツール。
ここ、めちゃくちゃ大事です。
多くの合格者に共通する自信に満ちた立ち振る舞い
「自信持って」ってよく言われるけど、別に「偉そうにする」ことではありません。
審査員に自信を感じてもらう要素はシンプルです。
- 声が小さすぎない
- 姿勢が丸まっていない
- 返事がはっきりしている
これだけで十分。
自信ない時って、動きが小さくなるんですよね。
でも不思議なもんで、姿勢を正すだけで心もちょっと整うんです。
合格する人って、自分の価値を信じてる人が多い。
自分を信じてるし、どんな結果が出ても受け止める覚悟がある。
声の大きさとかより、そういう覚悟のほうが伝わります。
他人と比べるより、昨日の自分よりちょっと前へ。
そういう強さを持ってる人は、自然と目に留まるんですよね。
実践して差をつけるオーディションに受かる方法

ここからは具体的な話をしていきます。
やみくもに頑張るのは、もうやめましょう。
合格していく人って、ちゃんと「狙って」動いてるんです。
受かるべくして受かる準備をしているんですよね。
審査員が「また会いたい」と思う自己PRの伝え方
自己PRで一番もったいないのは、長いだけで中身がない話です。
審査員は1日に何十人も見ています。
だらだらした話は、途中で頭に入らなくなるんですよね。
大事なのは3つ。
- 結論を先に言う
- 具体的な行動を入れる
- 30秒以内で終える(その時、指定された時間内で)
例を出しますね。
❌ 悪い例:
「私は努力家です。どんなことにも前向きに取り組みます」
⭕️ 良い例:
「私は継続するのが得意で、3年間、毎日欠かさず日記を書いてます」
後者のほうが、具体的な映像が浮かびますよね。
審査員には、定型文やテンプレっぽい話はすぐに見抜かれます。
正直うんざりしてる審査員も多いです。
だって、そういう人を何百人も見てきているから。
なので、何より「あなたらしさ」が伝わるPRが大事なんです。
それと、最後に一言。
「この役に挑戦したいです」と素直に言いましょう。
遠慮はいりません。
「受かればいいな」じゃなくて「どうしてもこの役がやりたくて来ました」という情熱を見せた方が、想いは届きます。
一次審査で埋もれないための自分だけの個性の出し方
「自分には個性がない」と悩む人が多いです。
でも、個性は作るもんじゃないんです。磨くもの。
今持っているものをどう活かすか、です。
たとえば、
- 地方出身なら、その土地の空気を大事にする
- 声が低いなら、無理に高くしない
- 背が高いなら、堂々と立つ
無理して持っていないもの追い求めるより、今持っているものを「自分らしさ」にする。
短所だと思っている部分が、役によっては武器になったりするんです。
当たり前ですけど、オーディションは毎回求められる人物像が違いますよね。
だからこそ、無理に平均点を取ろうとしないこと。
「この役なら自分だ」と思える部分を、ひとつ尖らせる。
それだけで埋もれにくくなります。
そのために、自分が「これだ」と思える役がどんな役なのかを知っておきましょう。
自分の得意な役柄、自分が輝ける役柄を理解しておくと、オーディションを選ぶ段階から戦略が変わってきます。
女優やモデルのオーディションで評価される表現力の磨き方
ここで言う表現力は、うまく見せる力じゃないんです。
役の人間が「生きている」と感じさせる力です。
その役の人物が本当に実在するんじゃないかと、錯覚させること。
そのために日頃からやること。
役の背景を細かく考える癖をつけましょう。
台本に書いていない部分まで明確にする。
💡 役作りで考えるべきポイント
- どんな家庭で育ったのか
- 今いちばん失うことが怖いのは何か
- 何を大切にして生きているのか
- 今、何を感じているのか
こういったことが具体的になると、演技が変わります。
感情をそれっぽく表すんじゃなくて、ちゃんと理由を作る。
これが土台になります。
あと、何も考えずに言ってしまう言葉だってありますよね。
特に感情が動いたわけでもなく、とっさに口から出た、みたいなとき。
そういうのも理解して表現するのとしないのとでは、全然違うんです。
で、内面を作れたら、それを全身使って表現するのが俳優の仕事。
つまり表現力というのは、背景(バックボーン)を持って、感情を扱えて、身体(行動や動作、仕草)と一致させて、表に伝えることができる力のことです。
オーディションの場で、さっきまでヘラヘラしてた人が、急に役の人物にしか見えないくらいの演技を見せたら、強烈なインパクトと印象を残すことができますよね。
それが、オーディションで評価される表現力です。
合格サインを見逃さないための審査中のチェックポイント
意外と知られてないんですけど、受かる人って審査中に小さなサインがあるんですよね。
審査員が興味を持っている時の、よくあるサインはこんな感じです。
- 質問が増える
- 演技をもう一度やらせてもらえる
- 違うパターンを求められる
こういう場合、経験上、興味持たれてることが多いです。
審査員が興味を持った人には、積極的に質問してくるんですよね。
もっと深掘りしてみたいとか、よく知りたいとか思った証でしょうね。
だから自分に質問があんまり来ない時は、いつもちょっと凹んでました。笑
もし指示が出たら、迷わず応じること。
うまく答えようと変に考え込まない方がいいです。
すでにあなたに興味を持ってくれている可能性が高いので、ありのままの自分で素直に応えればいい。
変に受け狙わないで、素直に柔軟に応えられる人は、現場でも使いやすいんですよ。
一緒にっ仕事がしやすい。
審査員は、そういうところも見てます。
指示が出るということは、あなたの可能性をもっと見たいと思っている証拠です。
チャンスが広がっている瞬間なので、ここで萎縮しないで自然体で応えられたら、グッと合格に近づきます。
失敗をチャンスに変えてオーディションに受かる方法のまとめ

オーディションで落ちた経験は、無駄にはなりません。
本当に。
ただし、「受かった」「落ちた」と結果だけで一喜一憂して、それで終わりにしてしまうと、成長もないし無駄になるかもしれない。
でも、ちゃんとそこから何かを学ぼうとする姿勢さえ持っていれば、必ず糧になります。
何度も落ちた経験を糧にスターになった芸能人のエピソード
今は一線で活躍指定ても、若い頃には何十回もオーディションに落ちまくったという俳優なんて珍しくないんです。
下積みが長い人ほど、強い。
なぜかというと、折れなかった経験があるから。
耐え抜き、乗り越えてきた強さを持ってます。
それに、自分が受からなかった経験と一緒に、受かる人もたくさん見てきているから。
俳優に「何を求められてるのか」を、過去のオーディションの経験も通して、よくわかってる。
だから強いんです。
落ちるたびに、自分の方向を少しずつ修正していく。
それが積み重なると、求められることに対して、ちゃんと応える能力やスキルも身についていく。
方向性もわかってくる。
何度も落ちるということは、それだけ多くの審査の場を経験してるってことです。
落ちた回数だけ、審査員の目線を学べる機会があったということでもあります。
その経験値は、必ずあなたの武器になります。
次こそはオーディションに受かる方法を形にして合格を掴む
最後に、今日からできる行動を整理しますね。
今日からできる5つの準備
- 受けるオーディションの役柄を徹底的に調べる
- 自分の強みを3つ書き出す
- 自己PRを30秒で作る(※指定された時間で)
- 撮影しながら練習を繰り返す(スマホでOK。客観的に見返すことが大事)
- オーディションでの質疑応答の練習(イメトレ)
これをやるだけで、準備の質が大きく変わります。
やみくもに何十回も受けるより、この5つをちゃんとやって1回受けるほうが、よっぽど合格に近づきます。
準備があるかないかで、結果は本当に変わりますから。
オーディションは優劣を決める場じゃありません。
その時、求められてる役柄や作品に合う人を探す場です。
だから、不合格は人格否定じゃない。
あなたには価値があります。
オーディション落ちたからってあなたが劣ってるわけじゃない。
だから、自信持ってあなたらしくチャレンジしてください。
あなたは唯一無二。
夢を追うことは、無駄じゃありません。
うまくいけば、芸能や表現の仕事で収入を得る道も開けます。
好きなことを続けながら生活できる可能性もあります。
親に胸張って報告できる日も来ます。
応援してくれる人も増えます。
焦らなくて大丈夫です。
でも、オーディションの結果だけに一喜一憂するんじゃなくて、ちゃんとその結果から次への課題を見つけて、一つ一つクリアしていってください。
次のオーディション。
もうただ挑むんじゃなくて、準備して取りにいきましょう。

